カナリア

2015年06月30日

童謡「歌を忘れたカナリア」はどうする?5

子どもの頃、家に父親が買った
童謡のレコードが山ほどありました。
よく姉妹で聴いていたっけ。


父の好みだったのか、明るい歌よりも
物悲しい曲が多かったような記憶があります。


その中に曲名は忘れましたが、
「歌を忘れたカナリアは…♪」
なんていう曲もありました。


「歌を忘れたカナリア」は
最後には歌を思い出すのだけど
何をしたら思い出したのか
歌詞も忘れてしまいました。


時々、この歌を思い出してみては
「カナリア」を自分に置き換えたりします。


「○○を忘れた」
私は何を忘れたのか…。


そういえば、あんなに絵を描くのが
好きだったのに描かなくなったな、
描くのが苦痛になったなぁと思ったりして。


子どもの描画や工作の興味は
10歳位で薄れていくそうです。
才能のある子ども、極めて興味のある子ども
以外は他のことにエネルギーを向ける
ようになるのだそうです。


私は大人になっても絵を描くことをはじめ
造形活動全般が大好きでした。
でも、ここ数年は制作していません。


ところが、最近また絵を描き始めました。
きっかけはアートセラピーの講座です。


講座の中のクレパスでのアートワーク。
評価を気にせずイメージしたものを描くという
ワークを繰り返していて思い出しました。


好きなものを描く。頭に浮かんだものを描く。
「そういえば、そうだったな。」
子どもの頃の感覚がジワジワと蘇って。
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ここ数日、オイルクレパスで色画用紙に
描きたいものを描きたいように描いてます。


クレパスはネチネチと指について真っ黒に。
なんだか、それすらも心地好く
今は描くことが楽しいと思えます。


アトリエに来てくれている子ども達も
いつか描くのをやめるのでしょうか。


それでも、大人になって楽しい記憶として
残っていればいいなぁと思うこの頃です。





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atelier1pikineko at 12:16|PermalinkComments(0)