2016年03月

2016年03月02日

空に落書きさ~らさら。宙に言霊ゆ~らゆら。5

しばらく、息子の大学受験で
気忙しい日が続いています。


1校合格して1校繰り上げ待ち
という宙ぶらりんな状態。


母の私が笑ったり泣いたりしているのを
横目に息子本人は常に落ち着いて
凹みもしないし浮かれもしません。


今は3月にあるバンドのライブに向け、
ドラムの練習にいそしんでいます。


宙ぶらりんといえば、東京で見た
「空中お絵描き」というアートワークを参考に


うちのアトリエでもやってみました。
「空にお絵描き描きたいな」というタイトル。


実際、空中に絵は描けませんが
透明ビニールクロスをぶら下げて
アクリル絵の具で思い切り描きます。


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子ども達は描き終わった後は
透け透けハウスのお家ゴッコ。


「描く」行為に留まらす、
どんどんと遊びに発展させる力…
ファンタジーを生み出す力を
子どもはたくさん持ってます。


「私はお姫様のことね。」と想像の言葉。
ケンカ勃発で「お母さんに言いつけるから!」
なんて現実の言葉。


想像と現実を行ったり来たり。
これが現実の世界で生きていく力になります。


「空中」「宙」にとんでるもの。
空気?おばけ?ホコリ?猫の毛(笑)?
あまり科学的でないですね…トホホ。


非科学的ついでに、もう1つ。
「言葉」というより「言霊」。


ある家を訪問した時のこと。
その家の祖母と高校生の孫娘の
矢継ぎ早の口ゲンカに遭遇。


祖母は常に孫娘を批判否定して攻撃的。
孫娘は負けじと機関銃のごとく口答え。


相撲なら、互いに土俵際まで何度も
追い詰めあって勝負がつかない状態。
聞いててハラハラしました。


十数年間、この否定批判の「言霊」の
ぶつけ合いの中で孫娘は育っているのです。
当たり前になって疑問も感じていません。


家庭によっては暴言が愛情表現に
なっている家もあるでしょう。
実際、この家の子ども達は愛され
とても良い子に育っています。


でも、私が彼女(孫娘)と会話して
気になったことがあります。


彼女の話は「○○ちゃんが言っていたんだけど」
「○○君から聞いた」というものが多いこと。
他人からの情報が多く
それに振り回されてる印象がありました。


自分の言葉で自分の思いを語ることが
少ないように感じました。


常に攻撃的で批判的な大人の側にいることで
「自分も攻撃的になっている」
「否定され続け、自分の考えに自信がない」


春から一人暮らしを始める彼女。
視野を広げて家族を客観的に見れる機会です。
きっと、何かに気がつくことでしょうね!


言葉には魂がやどっています。
「○○やる!」夢は叶います。
「ありがとう」感謝は伝わります。
「あなたがいてくれて嬉しい」愛情を感じます。
「あなたは優しいね」優しくなります。
私もあまり言ってませんが…


「言霊」は思った以上に力があります。
良い言霊は宙を舞い遠くの人まで
幸せにするような気がしますね!


そういえば息子が初詣の絵馬に
「合格おめでとう!」とだけ書いて
志望校を書きませんでした。
どおりで、おかげさまで合格しましたが
宙ぶらりんが続いているわけです。


こころアトリエ1ぴきネコ

場所・新潟県北蒲原郡聖籠町
お問い合わせ・℡ 080 6664 4526




atelier1pikineko at 07:40|PermalinkComments(0)アートセラピー | 子ども