2014年11月

2014年11月30日

「ここにいていいんだね、私。」承認の時間とアートセラピー。4

早朝、新幹線に乗り東京に来ました。
子どものアートセラピーの講座を受講しに。


初めての場所で初めての人達と初めてを学ぶ。
なかなか無い機会に恵まれ、少し緊張気味


朝10時から夕方6時までと長い授業でしたが
終わってみればあっという間でした。


オイルクレパスで「今の私」というテーマで
各自が自由に絵を描きました。描き上がった
絵を参加者がお互い見せ合いました。


誉めたり批評するのでなく絵を見て感じた事を
ありのままに本人に伝える「承認」の時間。


私の絵について皆さん丁寧に感じた事を
伝えてくださいました。


↓「強い」という感想が多かったです。
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それは、作品の良し悪しを批評する合評会
しか経験がない私にとって新鮮な経験でした。


承認」してもらうことは作品を通して
自分自身を見て貰ってる実感があります。


私がここにいる」を受容し認めてもらっている
安心感があり、互いの垣根がなくなります。


来春まで続くこの講座。まだまだ新しい学び
発見が待っていると思うと楽しみです。



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atelier1pikineko at 00:43|PermalinkComments(0)絵画 | アートセラピー

2014年11月25日

自分ノート、めくるたびに新しいページ。3

私は定期的に仕事で、小学校高学年の
子ども達と関わる機会があります。


高学年ともなると大人と同じく派閥もでき
静かとも陰湿とも取れる仲間割れがあります。


そんな過中の、ある男の子に助言したところ
何もわかってないくせに何を言ってるの。
と返されました。


ショックでしたね~。
大人顔をして、わかったような振りを
していた自分が恥ずかしくなりました。


とかく人は、相手が子どもであれ大人であれ
他人の事を少し知ると、まるで
全てを知ったような気になります。


その男の子だけでなく私も、周りから
あなたはこうだから…」「あなたらしくない…
などと言われると、ゾッとします。


何がわかるの?うるさ~い!」と
叫びたくなります。叫びませんが…。


私は自分の子どもの事であっても
全ては知り得ないと思っています。


誰もが本人でもわからない潜在的なもの
ドッサリあるような気がするのです。


人間は相手の全てを知ることが出来ないから
こそ少しでも共感できると嬉しいのかも。


最も共感できるというのも勘違いなの
かもしれませんが…。


アトリエでは、保護者が完成した作品しか
見れないので、制作の様子を文章と写真で
記録しノートに貼ってお渡ししてます。


image


子どもの「いつも通り」と「意外」な姿、両方の
新発見があると嬉しいですなぁ~。


私は幼少より親に「お前は○○な子
いつも○○だ」と刷り込まれました。


おかげで親というフィルターを通してしか
自分を評価できませんでした。
今は自分の育て直しをしているところです。


関わる子ども達にも、育ててもらって
いるなぁと感じる今日この頃です。
(^з^)-☆ センキュー



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atelier1pikineko at 21:09|PermalinkComments(0)ノート | 小学生

2014年11月19日

どこまで拡がる?横顔に見つけた子どもの可能性とオバサンのフェイスライン

子どもに人のを描いてと言うと、大概は
輪郭に目鼻口の真正面から見た顔を描きます。
横顔は難しいので描く子はあまりいません。


大人でも観察力がないと、顔は横向きなのに
目の形は正面から見た形というエジプトの
壁画のような横顔になりがちです。


「横顔はどうやって描くの?」
小学生からの要望で横顔を描くための
コツをアドバイスをすることになりました。


何枚かの横顔の写真を用意しました。
三角形を組合せ、そこから輪郭を
描いて行くやり方でアドバイス。


image


顔は輪郭もそれぞれのパーツも皆つながって
いて、一つの塊でとらえるという観念は
なかなか子どもには理解できないようです。


それでも今回は「よく見て」を繰返し
根気よく何枚か描くことが出来て
彩色するところまでやってみました。


↓小さい右がbefore、彩色した左がafter。
image


beforeの絵もなかなか面白いです。
でも今回は事実をよく観察して
よりそれに近づけるための練習です。


アトリエでは技術向上を主にはしてませんが
それぞれが頭に浮かんだモノを思い通りに形にするには腕(技術)が必要なのも確かですね。


余談ですが、自撮りした横顔のフェイスラインのたるみに現実を突き付けられた私でした。
あぁ~!(涙)



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atelier1pikineko at 20:45|PermalinkComments(0)子ども | 絵画

2014年11月15日

あったまるよ。東君平さんの優しい切り絵と不思議な童話。3

年末に年賀状作りのささやかなイベントを
することにして募集チラシを制作しています。


このようなチラシのカットに私は時々
切り絵を切って載せています。


切り絵というと陰影を表した写実的なものや
民芸風(?)な風景画を想像するでしょう。
私のは、いたって簡単な記号のような切り絵。


↓簡単すぎて、なんだかわかりませんね。
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染織科の学生時代、型染めの授業で
染色より型紙を切る事に興味を持ちました。


型紙から切り絵に興味は移り、型染めと
関係なく、たま~に黒い紙を切っていました。


↓なんとなく陰気な作品ですなぁ。
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暗く重たいイメージの黒い紙の切り絵。
その印象を変えてくれた絵本があります。


友人が貸してくれた東君平さんの絵本。
童話と温かい切り絵。霧中で読みました。

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いま絵本は子ども達が読めるようアトリエに。
モノクロなのに、きつくなく温かくて暖かい。
君平さんの切り絵は不思議な童話と一体です。


君平さんみたいにはいきませんが
見る人の想像を掻き立てる
楽しい切り絵が出来たらいいなぁ~。



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2014年11月14日

空き箱の影絵劇場。つくる楽しさを目覚めさせる「アイデアの鍵」カチャリ!4

影絵劇場の作品をまたひとつ紹介します。
幼稚園年長さんのアイデア満載の作品。


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部屋の中という設定でカーテンありTVあり。
登場人物は果物たちとおばけちゃん。


この作品の魅力は、劇場に緞帳ならぬ扉がついている所です。ハート型の扉はこれから始まる影絵劇を一層ワクワクしたものにしています。


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更にスゴいのは扉に鍵がついている点。一口ゼリーのカップをドアノブにして、割り箸と針金で鍵をつけました。鍵の仕組みは本人のアイデア。


五歳児の発想にびっくりワクワクでした!
q(^-^q) いいね~♪



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atelier1pikineko at 17:23|PermalinkComments(0)子どもアートセラピー | 工作